「もっと女性らしい服装にしたら?」
何気なく耳にする、こうした「らしさ」に疑問を持ちスカートをはいて登校する男子高校生がいます。とかく「同調圧力が強い」とも言われる日本社会の中でスカートをはく理由とは?(広島放送局記者 秦康恵)
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週に1、2回、スカートで登校する男子高校生、久保さんです。
きっかけは、SNSで男性がスカートを着こなしているのを目にしたことでした。
久保さん
「男性でもスカートをはくとめちゃくちゃ似合うんだと思いました。この学校では男子生徒もスカートをはいてもいいので、自分もはいてみようかなと。足の動きが自由になるのが楽しかったし、服装の選択肢の1つとしてとらえると何も違和感ありません」
固定観念
制服をきっかけに久保さんは「男らしさ」「女らしさ」の固定観念についてより深く考えるようになりました。
例えば髪型。髪を伸ばしている久保さんは、その理由を聞かれるたびに「男らしくない」という価値観があるからではないかと感じています。
久保さん
「女の子が髪を伸ばしていても理由を聞かないと思います。男の子は社会のなかでは髪を短くしておかなければダメみたいなのは、男らしさを押しつけられているようで自分がいちばん気にくわないというか」
えつちだねえ
久保さんも国際交流が盛んなこの高校を希望し、三重県からやってきました。親元を離れ、寮で暮らしています。
およそ1万5000円の制服のスカートは、誕生日プレゼントとして両親に買ってもらいました。
息子から「スカートを買いたい」と言われたとき、率直にどう思ったのか、母親に聞いてみました。
久保さんの母親
「本人が言うとおりファッションとして受け止める気持ちもあるし、小さいときから何にでも興味を示して好奇心旺盛な子なので、へーと思って聞いていました。外国では男性がスカートをはく国もありますよね」
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久保さんの存在が同級生にも変化をもたらしています
久保さん
「性別を色眼鏡をかけて見るんじゃなくて、そんなものはなくてもありのまま、その人の素を見る、誰もがありのままの自分を表現できる、そんな雰囲気の社会がいちばんいいのかなと自分は思います」
これまでの「らしさ」に疑問を
「女らしさ」「男らしさ」といった人を枠にはめるような価値観を見直そうという動きは、学校現場でも広がろうとしています。
例えば、中学校の保健体育の教科書には、「男性らしさ、女性らしさの押しつけや男性なのに、女性なのにといって非難するのはだめ」といった表現もあります。
一方で、出席名簿は男子から、とか、男女で制服や上履きの色を変えるなど、児童や生徒を性別で分けることがまだまだ多いのが現状です。
生きづらさを無くし誰もが認められる社会を実現するためにこれまでの「らしさ」に疑問を持つ。
ありのままの「自分らしさ」を表現する久保さんの姿に社会が変わっていくかもしれない、そんな兆しを感じました。
広島放送局記者
秦 康恵
平成11年入局
被爆者や教育取材を担当
誰かに定義されるでもなく男、女として自己を認められる美男美女はこんなことせんくても生きて行ける
なんで最近はただの性癖を多様性とかいって表に出して周りに受け入れろ!って奴が増えたんや?
男女の制服が自由な高校もあるわけで後からワイにルール合わせろ!って勝手すぎるやろ
1001: 思考ちゃんねる
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Source: mindhack
【画像】スカート男子「男性でもスカートをはくとめちゃくちゃ似合うんだと思いました