死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『女の手から落ちたもの』

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461: 本当にあった怖い名無し 2006/07/11(火) 02:27:11 ID:ZgICox3C0
【子供が見ていたもの…】

「?」
 始めは軽い違和感だった。広大な公園のなかに時折何か少し様子の異なる存在が感じ取れた。
私は当時3~4歳。まだ幼かった。
 何度も立ち止まっては周囲をキョロキョロ見回す私を、両親と祖父母が早く着いてくるよう促す。
 花見のシーズンであるにもかかわらず、公園内はそれほど混雑していなかった。花曇りの穏やかな天候のなか、
満開をむかえた桜をゆっくり散歩がてら眺めるのにちょうど良かった。
 だからこそ、より目についてしまったのかもしれない。ゴザの上やベンチに座ってくつろぐ花見客の間に、
ただ突っ立ってたり、石垣や柵に寄りかかってたりして、ジッとたたずむ不思議な存在を。
 彼らは死者だ。
 なぜか私はそう思った。しかし当時の私の年齢では、死というものの概念をしっかり理解できる程成長しては
いない。それゆえに私はただ、なんの恐れも抱かずに彼らの異常な姿に目が惹かれてしまったのだ。
 ある者は頭が半分以上吹き飛んだ状態で立ちすくみ、残っている両目が互いにあらぬ方向に向けら
れていた。別のある者は、右腕から肩にかけて引き千切られたようで、剥き出しの関節から黄褐色の
潰れた骨が覗いていた。削り取られた肌から肉が剥き出しになっている者、半身が真っ黒に焼け焦げ、
焼け崩れた頬からニヤけているように歯並びが見える者・・・・。 

引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1152269321/


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Source: 不思議
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