【衝撃】野生シカ肉 食用へ一歩

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1: 名無しダイエット 2023/09/27(水) 08:32:04.77 ID:LLQCEbL39
 東京電力福島第1原発事故を受けた野生シカ肉の出荷制限が一部解除になり、15日から食用としての出荷が再開された。23日に群馬県みどり市のイベントで来場者に振る舞われ、県産ジビエを使った取り組みが動き出した。(羽物一隆)
 「臭みもなく、おいしいですよ」
 振る舞われたのは、65度の低温で2時間かけて仕上げたシカ肉のローストなど。呼び込みの声に来場者が列を作った。家族4人で訪れた栃木県足利市小俣の大須賀香さん(37)は「味にクセもなく、おいしかった。煮込み系なら子どもも喜びそう」となかなかの評価だ。
 県産シカ肉の出荷制限は2012年11月、原子力災害対策特別措置法に基づき始まった。今年8月18日から県が定めた方針に基づき管理される場合は出荷可能となり、高崎市の箕輪(きりん)フーズを対象施設として制限が一部解除された。取り扱い個体を全頭管理し、基準値(1キログラム当たり100ベクレル以下)を下回ることが条件となる。イベントで提供された肉は、9月12日に捕獲された2頭分で、15日に出荷された。
 ジビエは食を通じた地域振興のほかに、捕獲を通じて農林業への被害を軽減することへの効果も期待される。県がまとめた22年度の野生鳥獣による農林被害額(速報値)は、4億9995万円。このうちシカによる被害は44%を占め、獣種別で最も多くなっている。捕獲数は震災以降1万3488頭に上るが、被害は依然として多く、引き続き捕獲強化が必要という。
 みどり市農林課の赤石光史課長は「これまで焼却するしかなかったシカ肉が、一部とはいえ食用に役立てられる。捕獲への意欲が高まり、被害の軽減につながれば」と期待する。
 箕輪フーズを通じた出荷には、みどり市と高崎市が参加し、年内は100頭、来年以降は年300頭の出荷が見込まれている。イベントで料理を提供した居酒屋呑々(みどり市)の須永祐司代表(39)は「飲食店側も仲間を増やして協力していきたい」と話していた。

東京新聞 2023年9月27日 08時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/280016


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Source: diet
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