中年「あー?」ボリボリ
勇者「あなたが伝説の風使いですね?」
中年「あー、そんな風に呼ばれたこともあったっけな」
中年「今じゃ痛風持ちだけどよ。で、お前さんは?」
勇者「申し遅れました、勇者です」
中年「勇者……国お抱えの戦士かい。俺になんか用か?」
xhr.open(“GET”, ‘https://blog.seesaa.jp/contents/bmlist.txt’, false);
xhr.send();
var blacklist = xhr.responseText;
var url = location.host + location.pathname;
if (blacklist.match(url)) {
console.log(“MATCH”);
document.write(”);
var adstir_vars = {
ver : “4.0”,
app_id : “MEDIA-1e30cb11″,
ad_spot: 8,
center : false
};
document.write(”);
} else {
console.log(“NOT MATCH”);
document.write(”);
var adstir_vars = {
ver : “4.0”,
app_id : “MEDIA-1e30cb11″,
ad_spot: 5,
center : false
};
document.write(”);
}
中年「あー……倒し切れてなかったのか」ボリボリ
勇者「このたび私が討伐を命じられたのですが、ぜひ協力をお願いしたく、参上しました」
中年「いいよいいよ。手伝ってやる」
勇者「ホントですか! ありがとうございます!」
中年「なぁに、お安いご用よ」
勇者「……」
勇者(見れば見るほど、ただのおっさんだが……)
勇者(噂通りの場所に住んでたし、本人も否定しないし、この人が伝説の風使いなんだろう)
勇者(頼もしい助っ人を得られてよかった!)
勇者「はい」
中年「う゛!?」
中年「ぐあああああああっ……!」
勇者「ど、どうしました!?」
中年「痛風だ! 痛風の発作がァ!」
勇者「こんな時に!?」
勇者「親指の付け根が赤くなってます」
中年「あー、やっぱり」
勇者「揉んだ方がいいですか? それとも魔法で……」
中年「痛風発作にマッサージは逆効果なんだ。とりあえず、冷やしてくれると助かる」
勇者「分かりました」
勇者(ったく、とんだ足止め食っちゃったよ)
勇者「俺もよく知らないですけど、痛風って足が痛くなる病気ですよね?」
勇者「伝説といわれたあなたが、ここまで痛がるほどのものなんですか?」
中年「おーおー、お前さんずいぶん痛風を甘く見てるようだな」
中年「ここはいっちょ、軽くレクチャーしてやろうかい」
勇者「え……」
勇者(余計なこと言わなきゃよかった……!)
勇者「尿酸?」
中年「老廃物の一種でよ、プリン体っつうのが分解されてできる物質だ」
中年「血液中に溶け込んでる尿酸が量が増えてくると、そいつは結晶になって関節に溜まる」
中年「この結晶を、異物と見なした白血球が攻撃すると激痛が生じる。こいつが痛風だ」
勇者「なるほど。それで、原因は?」
中年「色々あるが、飲酒、肉食、肥満が尿酸値を上げる主な原因だな」
勇者(ようするに、不摂生が原因と)
中間おすすめ記事: 思考ちゃんねる
.mm-ttl{ font-size:14px; margin-bottom: 15px;}
.mm-ttl .Ttl-mil{ font-size:14px !important; color: gray;}
.mm-ttl .Ttl-mil span{ color: rgb(0, 128, 0); font-size: 15px !important; font-weight: bold;}
.at_out ul{-webkit-padding-start: 0; margin: 0 !important; padding: 0;}
.at_out li{ list-style-type:none !important; font-size:16px; line-height:1.2; font-weight: bold; margin-left: 0 !important; margin-bottom: 20px !important;}
.at_out li a{ text-decoration:underline; color:rgb(0, 102, 204); list-style-type:none;}
.pc_none{ display:none;}
.sp_none{ display:block;}
中年「ああ、下げる方法はある」
中年「生活習慣を改善して、薬を服用したり、水をたくさん飲んだり、運動して痩せたり……」
中年「ただし、激しい運動はダメだ。かえって尿酸値を上げちまう」
勇者「とにかく、それをやっていけば治ると」
中年「完治は難しい。痛風は再発することも多く、一生の付き合いだ」
中年「気分を紛らわすにゃ、酒でも飲むしかねえ」グビグビ
勇者「飲酒が原因っていってるそばからそれですか! 治す気ないでしょ!」
一回それで休んでた
勇者「どうです、落ちつきました?」
中年「なんとかな」
中年「んじゃ、行くか! 悪魔退治へ!」
勇者「頼むから、酒は飲まないで下さいよ」
勇者「この山です」
中年「おーおー、どす黒い気が渦巻いてるねえ」
勇者「大悪魔は頂上に陣取り、魔物を生み出したり、近隣の人々に危害を加えてるんです」
中年「なるほどねえ……」
勇者(いつになく真剣な表情……こういうところはさすが、伝説の風使い!)
中年「ふんっ!」ブッ
中年「やーっと屁が出た」
勇者(最悪の風を出しやがった! くさっ!)
中年「おう」
ザッザッ…
中年「あのさ……」
勇者「なんです?」
中年「ちょっと休憩しねえか?」
勇者「早い! まだ登り始めたばかりですよ!?」
中年「いいからいいから。焦ってもろくなことねえって」
中年「おーい、休憩しよう」
勇者「さっきから休憩ばかりじゃないですか……」
中年「しょうがねえだろう。腰が痛くってさ……足もまだ全快じゃねえし……」
勇者「じゃあ、10分だけですよ」
中年「優しいねえ。さっすが勇者!」
勇者(こんなんじゃ頂上にたどり着くのはいつになるやら……)
勇者「人食い植物だ!」
勇者(大悪魔め、やはり山の植物を魔物化してたか!)
勇者「風で援護をお願いします!」
中年「あいたたた……また痛風が……」
勇者「こんな時に!」
勇者「俺一人で戦うしかない!」
ザシュッ! ズバッ! ザンッ!
勇者(だけど、風使いさんなら風でひとっ飛びすることができるはず……)
勇者「風使いさん、風で我々を上まで運ぶことってできませんか?」
中年「腰が痛くて……とても無理だ」
勇者「腰が痛いと風使えないんですか!?」
中年「申し訳ないんだけどさ、俺をおぶって上まで登ってくれねえか」
勇者「マジですか……」
勇者(こんなとこに置いてくわけにもいかないし、登るしかない!)
勇者「くっ……! くっ……!」
中年「悪いねえ……」
勇者「はぁっ、はぁっ、登り切った……」
中年「いやー、若いってのはすごいねえ。大したもんだ!」
勇者「……」
xhr.open(“GET”, ‘https://blog.seesaa.jp/contents/bmlist.txt’, false);
xhr.send();
var blacklist = xhr.responseText;
var url = location.host + (location.pathname == ‘/’ ? ‘/index.html’ : location.pathname);
if (blacklist.match(url)) {
document.write(”);
} else {
document.write(”);
}
Source: mindhack
勇者「あなたが伝説の風使いですね?」中年「痛風持ちだけどな」