JK「ねえねえ」
男「?」
JK「抜いてあげよっか? 100円でいいよ」
男「ホントに抜けるなら100円ぐらい払うけど、これピンセットないと無理なんじゃ……」
JK「…………」スッ
男「え」
JK「抜けたよ」
男(一瞬で……! なんの痛みもなく……!)
男「あ……どうぞ」
100円玉を手渡す。
JK「毎度ー!」
男「あ、あの君はいったい……」
JK「じゃあねー!」タタタッ…
男「…………」
男(さっきの子はなんだったんだろう?)
友人「どうした、ボケーッとして。ゲームでヒロイン口説くのに手こずって徹夜か?」
男「お前じゃないんだから」
教師「みんな、今日からこのクラスに転校生が入る」
男「転校生……?」
友人「お、マジかよ!」
教師「じゃあ、入ってくれ」
友人「おお、なかなか可愛いじゃん」
不良「へえ……」ニヤリ
男「あ……!」
友人「どうした?」
JK「あ……!」
友人「え、お前ら知り合いなの?」
男「登校途中にちょっとね……」
JK「どういたしまして!」
教師「は!?」
友人「いきなりなんつー会話してんだ、お前ら!」
男「あ、いや、指のトゲを抜いてもらって……」
どっ!
ワハハハハ… アハハハハハ…
女子B「高校で転校なんて珍しいね」
JK「お父さんの仕事の都合でね」
ワイワイ…
友人「明るいし、早くもクラスに馴染んでるな」
男「それに指先もものすごく器用だ」
友人「指先? ああ、トゲを抜いてもらったんだっけ。お前にとって指は命だもんなぁ」
男「うん、おかげで助かったよ」
男(さっきのトゲ抜き……あれは凄まじい技術だった……)
JK「ご飯にしよっと」
男(何を食べるんだろ……?)
JK「ジャン!」
机の上に、焼き魚が丸々一匹登場した。
JK「これを……」スルッ
男「骨だけを器用に抜き取った!」
友人「すげえ! どうやったんだ!?」
JK「食べた後は……コーラを飲もう」
シャカシャカシャカ…
ブシュゥゥゥゥゥゥ…
男「ほう、炭酸抜きコーラですか。大したものですね」
友人「炭酸を抜いたコーラはエネルギーの効率が極めて高いらしく」
友人「レース前に愛飲するマラソンランナーもいるくらいです」
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友人「女子はバスケやってるぜ」
男(彼女は……)
JK「…………」ダムダム
JK「…………」ズバッ
華麗なドリブルを披露する。
友人「うお、うめえ! ドリブルであっという間に三人抜いた!」
男「運動神経もいいんだ……」
ガンッ!
JK「あらっ!」
女子A「ちょっとー、全然外れてる!」
女子B「リングにかすってすらいないよー!」
JK「ごめーん!」
友人「ドフリーだったのに……ドリブルあんだけ上手いのに、シュートはヘタクソなのかよ」
男「…………」
男(どうやら、彼女のスキルは“抜き”に特化してるみたいだな)
男「うん、平気。君が綺麗に抜いてくれたおかげだよ」
JK「よかったー、じゃあまた明日ね!」
男「じゃあねー!」
男「…………」
男(今日一日で、僕はすっかり彼女の“抜きテク”に魅せられていた……)
…………
……
―高校―
教師「…………」イライラ
教師「みんな、おはよう!」
生徒達「おはようございます!」
教師「じゃあ出席を取るから……返事をするように!」
友人「おい……なんか先生、妙にイライラしてないか?」
男「うん、何かあったのかな」
友人「さてはヒロイン攻略に失敗したか。コクる前にきちんとフラグ立てないとな」
男「お前じゃないんだから」
シーン…
教師「どうした、いないのか!? じゃあ当てるぞ!」
友人(やべ……分かんねえ……)
男(当てないでくれ……)
教師「よーし、だったら今日は10日だから……」
JK「はいっ!」
教師「おお、分かるのか?」
JK「はい、分かりました。抜いてあげましょうか?」
教師「へ……?」
教師「なぜそれを……!」
JK「だけど、今は学校休むわけにいかないから、無理して来たらさらに痛くなって……ってところじゃないですか?」
教師「その通りだ……」
JK「だからここで抜いてあげます。口開けて下さい」
教師「あん……」
JK「あー、真横に生えてますね。じゃ、抜きます」
手袋をつけると――
ズポッ
JK「終わりました」
教師「え、もう!?」
JK「私にとってはこれぐらい朝飯前ですよ。記念に抜いた歯あげます」
教師「ありがとう……」
JK「穴は勝手に塞がると思いますけど、不安だったら歯医者さんに診てもらって下さい」
教師「ああ、そうするよ」
友人「すげー……一瞬だったぜ」
男「うん、まさに神業だ」
不良(あの女……気に入ったぜ!)
不良「よう」
JK「?」
不良「さっきの技……シビれたぜ。俺、すっかりお前のこと気に入っちまった」
不良「この後、カラオケでも行こうぜ。パーッと騒ごうや」
JK「ごめんなさい、ちょっと今日は……」
不良「ああん!? 断るなんてナシだぜ! 俺が目ェつけたんだからな!」ガシッ
JK「なにすんの!」
男「!」
JK「離して!」
ビリッ!
制服の一部が破けてしまう。
JK「あっ……!」
不良「ほら来いよ! ストリップしたくねえだろ?」
男「や……やめろ!」
不良「あ?」
JK「…………!」
男「嫌がってる……じゃないか!」
不良「なんだお前、クラスの陰キャ君が俺とやろうってのかぁ?」
男「う……」
男「うわっ……」ヨロッ…
JK「何するの!」
不良「何する? 陰キャ野郎をイジメてから、お前とカラオケ行くんだよ」
JK「もう許さない……」
不良「許さないならどうするってんだ?」
JK「今からあんたの骨を抜いてあげる」
不良「はぁ?」
JK「もう抜いたわ、ほら」サッ
一本の“骨”を見せる。
不良「……え?」
JK「早く病院行かないと、抜いたところからバラバラになっちゃうよ?」クスクス
不良「あ……あ……」
不良「うわあああああああっ!」タタタタタッ
大急ぎで逃げていく不良。
JK「大丈夫? ……助けてくれてありがとう」
男「僕は平気だけど……。ところで、今の骨って……」
JK「ああ、これ?」
やめたれwww
男「なーんだ! ビックリした!」
JK「さすがに今の私じゃ、人間の骨は抜けないって」
男「だよね(“今の”ってのがちょっと引っかかるけど)」
JK「だけど……制服が破れちゃった。どうしよう」
男「ああ、これぐらいなら僕が直すよ。綺麗に出来ると思う」
JK「え?」
男「…………」
スッスッ…
男は鮮やかな手さばきで、制服の破れた箇所を縫う。
男「ほら、できた」
JK「すごい……」
男「じゃあ、僕この後、部活あるから……」
JK「部活?」
男「僕、手芸部なんだ」
男「いいの? 今日は用事があるっていってたけど……」
JK「いいのいいの。あんなの不良のナンパを断る口実だから!」
女部長「やあ、来たな。手芸部のエース! む、友達も一緒か?」
男「部長!」
JK「へぇー、エースなんだ」
女部長「うむ、数々のコンクールで入賞している……まさに手芸の申し子!」
男「やめて下さい部長。手芸は競うものじゃありませんから……」
女部長「謙虚なところもまた良し!」
JK「てっきり男君のハーレム状態なのかと思っちゃった」
男「手芸を趣味にする男子もいるからね。僕もその一人なわけだけど」
JK「なんだかホッとしちゃった」
男「え、なんで?」
JK「なんでもないなんでもない! そ、そうだ。私も何か作ってみたいなーなんて」
男「じゃあ、小銭入れでも作ってみる?」
JK「やってみる!」
男「君は手先が器用だから、すぐ上手くなるよ」
JK「糸で縫うってなんて難しいの! えーい、やり直し!」スルルッ
男(糸を抜き取るのはすごくスムーズ!)
やがて――
JK「なんとか出来上がった……けど。ひどい出来ね、これ」シュン
男「そんなことないよ。小銭が入らないようじゃまずいけど、ちゃんとお金入るし、いい出来じゃないか」
JK「……ありがと」
JK「……決めた、私手芸部に入る!」
男「え、いいの?」
JK「うん、いい人ばかりだったし、あなたのことも気に入ったから!」
男「ぼ、僕を!?」
JK「それじゃあねー」
男「…………」
胸の高鳴りが止まらなかった。
1001: 思考ちゃんねる
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引用元: https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1611147607/
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Source: mindhack
【ん///】JK「抜いてあげよっか?100円でいいよ」