半沢直樹第2シーズンついに3回目にして、往時のUFJ銀さえ青ざめるコンプラ違反連発で終始ツッコミと笑いが止まらなかった。
UFJというと、その短い歴史の中で追い詰められて合併した三和・東海という都銀の中でも微妙な銀行の経営統合で、経営は壮絶な内部抗争に終始して、挙句の果てには金融庁と対立しておとりつぶしにあい、消滅後も十三支店事件などの不祥事が発覚したなど負の側面が強い銀行なのですが
ほっこりって言葉めちゃ嫌いだけど、爆誕からわずか数年で流れ星のように消え去ったUFJ銀行のおもしろエピソード、ほんとほっこりエピソードが多くて、みんなが笑顔になるよぬ
UFJ銀行ほっこりエピソード(1)
1月の何でもない平日15日に、いきなり合併して誕生。システム障害が起きても集中日じゃないので軽くなるという読みからだが、いきなり月の真ん中で誕生したため大混乱。USJ銀行とかUFO銀行とかイマイチ覚えてもらえなかった。
UFJ銀行ほっこりエピソード(2)
合併と同時にシステム統合というムチャをする。これでうまく行けば大喝采だったけど、初日から引落障害とATM障害が1か月以上続いたけど、その後の4月にさらに大規模なみずほ銀行のシステム障害と社長の暴言事件が起こったのであんま怒られなかった。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(3)
振込集中日のオンライン開始後に、全銀向けのセンターカット処理がフェイル。原因がよくわからないので勘定系メインフレーム群を再起動してみたけど直らず。原因は全銀への決済差入担保不足で、誰もリミッター見てなかった。金融庁にめっちゃ怒られる。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(4)
UFJ銀行の本店は、店名に本店という名前が入らなかった。実際に、UFJ銀行の本店は名古屋営業部(旧東海銀行本店)だったが、持株会社の登記上の所在地は大阪営業部(旧三和銀行本店)で、実質的な本店機能は東京営業部というややこしさ。なお、SMBCは本店と大阪本店がある。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(5)
本当は、三和、東海に加えてあさひも合併に参加する予定だったけど、あさひに逃げられて二行合併。DKBにも秋波を送るけど、三和の蛮勇に恐れをなして門前払い。なお東海と合併後は、緑化作戦(三和は緑がコーポレートカラー)と称して、徹底的な東海残党狩りが行われた。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
※DKB=第一勧業銀行
UFJ銀行ほっこりエピソード(6)
緑化作戦では、管理職の水増しも行われ、合併前から行き場のない年食ったおじさんがなぜか名ばかりポストにつけられて管理職だらけに。ただ、役は付いても使えないおじさんなので、平行員にド詰められる光景が繰り広げられるなどわけのわからん状態に。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(7)
三和のDNAを継承したUFJ銀行は、誕生から爆発まで派閥抗争に明け暮れた。入行直後から銀行寮にぶち込まれて、年次と出身大学で強力な学閥が形成される。秘書室を中心とした頭取側近が権勢を誇った。だいたい、寮で何教え込まれたの????(BL脳)— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(8)
不良債権処理と決算をめぐって金融庁と激しく対立。不良債権の処理と管理をめぐっては行内に特別チームが編成され、使ってない部屋に置かれた秘密の固定資産廃棄されたサーバに資料を保存して有事にはケーブルを引っこ抜くという三菱自動車リコール隠し並みの体制を敷く— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(9)
金融庁検査で秘密の部屋が発見され、資料を発見した検査官の前で、逆上した行員が資料を破り捨てて食べるという事件。資料食べるなんて、「マルサの女」の中の世界だと思ってたけど実在— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(10)
これも三菱自動車リコール隠し事件と同じ。検査官が、当時の検査が終わった時点で、まだ見られてないヤバイ資料を抜き出して本店近くのビルに夜を徹して移送。『深夜の段ボールリレー』と呼ばれた。アツイ— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(11)
なぜこんなに金融庁に嫌われたかというと、ノーパンしゃぶしゃぶ事件を検察にチクったのが三和だったから。この事件で大蔵は自殺者まで出したけど、検察との関係も悪くなり結局UFJになったころには、規制当局、銀行業界、検察に味方は無かった。孤高の猫ですね!— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(12)
検査忌諱を金融庁にド詰めされ、赤字決算となったUFJだが、とりあえず子分のUFJ信託銀行(旧東海信託銀行)を住信に売りつけようとするけど、赤字はとても埋められずBTMと合併。UFJ信託の売却はなかった話になったけど、住信大激怒で訴訟になった。最後までキングオブクソ— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
※BTM=東京三菱銀行
UFJ銀行ほっこりエピソード(13)
大手銀行としては大和銀行に次いで勘定系システムを身売りしたUFJ。その後なぜかNTTDに買収されて、ゆうちょ銀行の融資管理系システムに使われる。なおゆうちょ銀は、旧郵政省システムと、全銀管理用の大和システムと、三和のシステムで構成されたフランケンシュタイン— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
※NTTD=NTTデータ
UFJ銀行ほっこりエピソード(14)
わずか3年と11か月で消滅したUFJ銀行ですが、三菱東京UFJ銀行を経て、今も三菱UFJ銀行としてその名を残しています。ただし、UFJ銀行としては一度も黒字決算を経験しないまま消滅してしまいました。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(15)
UFJ東京営業部は、旧三和銀行東京本部ビルにあった。ビルの隣は、平将門公の首塚があり、周辺企業で結成された将門塚保存会に参加していた。銀行なので、お賽銭の管理は三和銀行を経てUFJ銀行が継承してました。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UFJ銀行ほっこりエピソード(16)
その東京本部ビルの敷地。もともと、この辺りは官庁街だったこともあり、国有地だったところを、角栄先生におねだりして払い下げてもらった由緒ある土地。今は建て替えられてオフィスビルとホテルになってますが。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) August 3, 2020
UF●銀、もし今も生き残ってたら、み●ほに匹敵するエンターテイメント性を持っていたのかもしれないと思いましたまる
旧東海銀行の人は有能で、いい人が多いですよ
いい人過ぎて緑化されてしまったんですが
いい銀行員は死んだ銀行員だけだ。
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Source: 市場
旧UFJ銀行、事あるごとに蒸し返したい負の歴史