【見習おう】コロナパニックにならないシンガポールは日本と何が違うのか

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1: 名無しダイエット 2020/04/07(火) 09:31:56.78 ID:ZYEB3+2×9
■シンガポールの4段階警戒レベル

 中国・武漢市に端を発した新型コロナウイルスは世界に感染が拡大し続け、感染者の数は急激に増加しています。シンガポールでもそれは例外でなく、人口約570万人のシンガポールでは、2020年4月4日の段階で累計感染者数は1189人となり、1000人を超えました。ただ、感染者数に対して死者はわずか6人となっており、、医療水準が高いレベルであるということもあるでしょうが、シンガポールの致死率は世界保健機関(WHO)が2%程度としている基準と比べても低くなっています。

 その背景には、02年から03年にかけて流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)での苦い経験があると言われています。シンガポールではSARSによって33名の死者を出し、市民生活にも大きな影響を与えました。その教訓から今回の新型コロナウイルスの流行では、先手先手で感染拡大防止策を講じています。

 筆者はシンガポールで生活をしながらライターをしていますが、メディアやSNSを通じて知りうる日本との対応の違いをいくつかの視点から論じたいと思います。

 ※この記事が公開された7日から、シンガポールでも外出自粛措置が始まりましたが、クアラルンプール(マレーシア)やバンコク(タイ)といった近隣都市のように外出が禁止された訳ではなく、外出をできる限り控えるようにというあくまで要請レベルに留まっています。

 まず触れたいのは、国のトップがメッセージを発信するタイミングとその内容について、です。

 シンガポールには4段階の感染症の警戒レベル(DORSCON)があり、2月7日には上から2番目の「オレンジ」に引き上げました。これを受けて、スーパーなどでは買いだめに走る一部の国民の姿も見られましたが、リー・シェンロン首相はすぐに国民向けビデオメッセージを発表。「恐れはウイルス以上の害をなす可能性がある。マスクの買い占めや根拠のない噂の流布などは人をパニックに陥らせ、事態を悪化させかねない」と平常心を求めました。

■安倍総理の記者会見とシェンロン首相の記者会見の違い

 語りかけるようなそのメッセージは世界各地のメディアにも取り上げられ、シンガポール国民の平静を保つことに寄与しました。

 3月12日には2度目のメッセージを発表し「収束するまでに1年かそれ以上になる可能性がある」と言及したうえで、更なる経済的な支援策の拡充を準備していると明かしました。

 一方で、安倍晋三首相が開いた記者会見は、予定調和な答弁に終始し、国民からは不満の声があがりました。不要不急の外出を控えるよう要請している政府に対して「記者会見自体が不要不急ではないか」との批判も。シンガポールの政府対応とは雲泥の差と言えるでしょう。

 シンガポール政府が新型コロナウイルスの拡大をある程度抑えられている要素として、次の4つがあると考えています。その4つとは、

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(1)入国制限策の迅速な導入
(2)感染者の徹底した隔離
(3)感染者情報の公開と感染ルートの解明
(4)市民生活への財政的支援
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 です。

 特に国民生活に密接に関係するものとして(1)入国制限策の迅速な導入と(2)感染者の徹底した隔離は、日本がコロナウイルス禍を乗り越えた際に参考とすべき点ではないでしょうか。

 (1)入国制限策の迅速な導入

 シンガポールはチャンギ国際空港という世界有数のハブ空港を抱えており、入国制限をすること=ビジネス需要や観光需要の減退に繋がるという事情がありますが、素早く入国制限に踏み切ったことは感染拡大の抑制に効果的だったように思います。

 シンガポールで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは、1月23日。武漢から入国した66歳の中国人の男性でした。シンガポール政府はこれを受けて、1月29日には過去14日間に湖北省に滞在したことがある人などの入国を禁止し、さらに2月1日にはその対象を拡大し、中国大陸に滞在した外国人(永住権や長期滞在ビザを持つ人を除く)と中国のパスポートを持つ人の入国を禁止しました。

■中国を入国禁止にするまでわずか8日

全文はソース元で
4/7(火) 9:16配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200407-00034265-president-pol
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Source: diet
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