【は?】まず1億円ためて自由になる→だから楽しく長く働ける!

1: 2020/01/19(日) 21:42:38.58
金融資産1億円を実現するためには、「長く働く」「早いうちから収入の一定比率を貯蓄・運用する」「共働きをする」ことが必要だ――。前回「お金の悩みから自由になる 1億円ためるための3原則」で、そう語った作家・橘玲さんに背景や考え方を聞いた。

◇  ◇  ◇

──運用だけが重要ではないのですね。

運用が無意味だというわけではありません。大事なのは「お金に働いてもらう」ことと、人的資本を活用し「働いて収入を増やす」ことの両輪で効率的に資産をつくっていくことです。

低金利が長く続く現在では、3%程度の運用利回りでも十分でしょう。つみたてNISA(少額投資非課税制度)を使い、為替ヘッジなしの世界株のインデックス型投資信託に投資すれば、年間2~3%でも、リスクを分散して資産を増やすことができます。

ただ、以前と違い金融資産から大きな収入を得ることが難しくなったので、「長く働くこと」「共働きすること」、すなわち人的資産の重要性がより高まっているわけです。これは日本だけでなく、世界でも起きている現象です。「できるだけ早くリタイアする」時代から「生涯現役を目指す」時代へと価値観は大きく変わっています。そしてこの状況は長く続くでしょう。

女性も50代から稼げる

──「そこまでして働きたくない」という拒否反応は、まだ日本にはあるように思います。

私は2年前に『専業主婦は2億円損をする』(マガジンハウス)という本を出版しました。共働きなら生涯の世帯収入が2億円増えるという主旨でしたが、アマゾンの評価コメントの95%が「女性がそんなに稼げるはずがない」「好きで専業主婦をやっているわけじゃない」などの批判的なものでした。

しかし女性でも遅くから働いて、なおかつ収入もやりがいも手にすることはできます。私の知り合いの女性で、50代で専業主婦から大手通信教育企業の非正規社員として仕事を始めた人がいます。その人は長く働くうちに若い同僚だけでなく、年下の上司からの信頼も得て、色々な相談事を受ける立場になりました。そして50代半ばで正社員になってくれないかと言われるまでになりました。

結局彼女はその申し出を断りましたが、70歳まで働くつもりだそうですから、総収入は5000万円を超えるでしょう。能力さえあれば、何歳から働き始めても十分に報われるのです。

長く働くために「資産1億円」目指す

──「長く働きたくない」と言う人も多いですね。

かつて仕事仲間である50代の編集者に長く働くことの重要性について話したら、「懲役10年かと思ったら無期懲役なんですか」と言われて驚いたことがあります。この人は、仕事は苦役であり、できるだけ早くそこから逃れたいと思っているのです。この認識から変えていかなければなりません。

そのためにも、投資などを通してお金の悩みから自由になる「ファイナンシャルインディペンデンス(FI)」に到達することが重要なのです。目安は資産が1億円です。お金の心配から自由になれば、苦痛でしかない会社を辞め、自分が好きなことを仕事にできます。そして、好きな仕事でお金をもらえる高齢者と、年金だけで生きていくしかない高齢者の経済格差がさらに広がっていくのです。

──最近は会社を早期退職して悠々自適に暮らす「アーリー・リタイア」を目指す人が増えています。

私はこれには大きな欠点があると考えています。働かないと社会との接点が持てないのです。人はお金の心配から自由になっても、社会や他人からの評価がなければ満たされません。そのためには、働くことが必要なのです。

長く働くことが当たり前になる時代の到来で、「アーリー・リタイアメント」から「生涯現役」へと価値観が変わっています。こうした中、FIは働かないための手段ではなく、「好きな仕事で長く働くための手段」になっているのです。

2020/1/17 全文はソース元で
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO54101850X00C20A1000000/


続きを読む

Source: 投資チャンネル
【は?】まず1億円ためて自由になる→だから楽しく長く働ける!