香港最恐心霊スポット『達徳学校』に肉体派心霊ハンターが潜入！

香港最恐心霊スポット『達徳学校』

　私が香港を訪れたのは2019年5月半ばのことだ。

　香港と言えば今ではテレビやネットで警察とデモ隊との激しい衝突の様子が流されており、危険な国という印象があるかもしれない。しかし、私が訪れたのはデモが過激化する前で、一切危険な雰囲気のない日本と同じくらい治安のいい国という印象だった。

　今回香港を訪れたのは心霊スポットを取材するのが目的で、複数の心霊スポットを巡る予定だったのだが、その中でも最も期待していたのがCNNの『アジア最恐心霊スポット10選』にも選ばれている『達徳学校』だった。
　この学校は1974年から1998年まで使用されており、

・この場所ではかつて日本軍やイギリス軍による殺戮が行われた
・校長先生が自殺した
・赤い服を着た女性の幽霊が出る

　などの噂がある。

　そして、上記の噂話や景観の不気味さから廃校後は心霊スポットとなったわけだが、2012年9月に12人の中学生が達徳学校に忍び込んだ際には、その中の一人の少女が赤い服の女性を目撃して発狂し、仲間に噛み付いたり引っ掻いたりと大暴れしたため、現場に警察と救急車が駆け付けるという事件が起こっている。

この事件は地元ニュースなどでも取り上げられ、達徳学校の知名度をより広めることにも繋がり、今では香港最恐の心霊スポットと呼ばれるまでになっている。