【デブに朗報】今年五月にいったん姿を消したスナック菓子「チーズあられ」岐阜のメーカーが継承し復活！！

　静岡県民に長く親しまれ、今年五月にいったん姿を消したスナック菓子「チーズあられ」が復活した。廃業した製造元のレシピを岐阜県の菓子メーカーが引き継ぎ、八月上旬から製造を再開した。

　浜松市内の「ドン・キホーテ」など一部の店舗で既に販売。ドラッグストアの杏林（きょうりん）堂薬局（浜松市中区）は九月上旬に入荷予定だ。

　製造を再開したのは、スナック菓子「カニチップ」などを手掛けるハル屋（岐阜県岐南町）。同社によると、チーズあられの譲渡先を探していた旧製造元の親会社から、原料メーカーを通じて打診を受けた。もともと別の味付けのチーズあられを製造しており、工場の設備も整っているため、レシピを無償で譲り受けた。

　担当者は「地域に根付いたお菓子だと聞き、少しでも力添えができればと思い引き受けた」と説明。主原料は小麦粉、コーンスターチとシンプルだが、独特の食感を出すために揚げ方に工夫が必要だったといい、「できる限り同じ味になるよう努力した」と話した。

　従来は牛の絵が描かれた古風な包装だったが、ハル屋製はチーズの絵に変更。「チーズあられ」の書体も微妙に変わっている。

　チーズあられは一九五九年創業の浜名食品（浜松市西区）が製造。二〇一五年に倒産後、エルミオーレ製菓（同）が引き継いだが、今年五月に廃業した。同様の商品は他メーカーも製造している。

（鈴木啓紀、写真も）

岐阜県のメーカーがレシピを引き継ぎ製造を再開した「チーズあられ」＝浜松市中区で
https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2019083002000094.html