【悲報】日本のアニメ業界の危機 「低賃金」「長時間労働」「人材不足」の三重苦

1: 2019/06/19(水) 20:40:24.46 BE:123322212-PLT(13121)
【アヌシーAFP=時事】低賃金、長時間労働、深刻なアーティスト不足──かつてないほど世界中で高まる人気に活気づく日本のアニメ業界が今、危機に陥っている。
(写真は仏アヌシー国際アニメーション映画祭の会場でAFPの取材に応じる映画プロデューサーの西村義明氏)
 フランスで今月15日に閉幕した世界で最も重要なアニメの映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭では、長編映画の最優秀賞候補に日本の3作品がノミネートされた。
多くの人手を要するアニメ産業において、米ハリウッドに真に太刀打ちできる国は日本のみだ。
 しかし、『君の名は。』の大ヒットや任天堂の人気ゲームシリーズ「スーパーマリオブラザーズ」の映画化計画によって日本のアニメ業界が米ディズニーや
ピクサーの牙城を脅かしそうな状況である一方、業界内にはびこる構造的な問題は日本のアニメ台頭を阻む危険性もはらんでいる。

 ■燃え尽きる創造性

 タレント不足の心配についていえば、スタジオジブリの設立者で日本アニメ界最大のスターでもある宮崎駿氏(78)が引退宣言を撤回し、
新作『君たちはどう生きるか』の制作を発表しており、今後の状況次第ではもう1作品手掛けるかもしれないとの臆測も広がっている。
 だが、米アカデミー賞にノミネートされたジブリ作品『かぐや姫の物語』のプロデューサーを務めた西村義明氏は、現在日本のアニメ業界は
アニメーター不足や劣悪な労働条件に加え、創造性の欠如のような状況にも直面していると語る。
 また、業界内からも低賃金や才能ある若者の不足、しばしば1日12~18時間に及ぶ長時間労働により燃え尽きてしまう制作者たちの境遇を嘆く声が聞こえてくる。
 作品『百日紅(さるすべり)』で4年前のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞を獲得し、今年も同映画祭で新作『バースデー・ワンダーランド』を
発表した新鋭の原恵一監督は、日本のアニメ業界最大の問題は若いアニメーターがいないことだと指摘している。
 またアヌシー映画祭で作品『海獣の子供』を発表した渡辺歩監督は、手描きできちんと描けるアニメーターがどんどんいなくなって
映像が標準化してしまい、オリジナリティーがなくなってきていると懸念している。

全文
https://www.jiji.com/jc/article?k=20190619038757a&g=afp


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Source: 投資チャンネル
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