不気味で短めの怖い話……

kazukihiro512153_TP_V.jpg

1: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:22:08 ID:J8g

・「意味が分かると怖い話」は混ぜてない
・なるべくマイナーなの選んだ

3: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:22:30 ID:J8g

『原因』

一時期不眠に悩んで服薬していた頃。
朝起きたら床にタバコの吸殻が背の順に並べてあって、台所の電熱コンロがついていた
空気もかなり熱くなっていて正直びびった。翌日も同じだった。
火事の危険を感じ、ブレーカーを落として寝た。

翌朝、ブレーカーが上げられまたついていた
わざわざ椅子を持ってきて乗ってあげて、コンロつけて、椅子を戻したという状況。
これはやばすぎると判断し、かなり粘着度の高いテープを
何重にも重ねてブレーカーに張り、寝た。
翌日以降コンロがつくことは無く物凄くほっとした。
ある日仕事から帰宅し、玄関で靴を脱ぎつつ何となく扉の上のブレーカーを見た。

幾重にも張られたテープの上に、
凄まじい数のがりがりと引っ掻いたような爪跡が残されていた。
今はもうないが、あまりにも自分が怖く心底ぞっとした。

4: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:22:45 ID:J8g

『息子に怖い作り話をした』

俺には小学生の息子がいて夜、寝かしつけに絵本読んだり適当に作り話をするんだ。
ある時息子が「ちょっと怖い話して」って言うからちょっと考えて、
「朝になると息子君は起きるよね?
 同じように、夜になるとオバケは起きて遊び始めるんだ」
ってオバケがフラフラ家に来て寝てない子を探す、みたいな話を思い付いて話し始めた。

「今日は何処の家を驚かそうかなー」
「お、ここにしよう、何々○○って家だな」
息「え、もしかして家?」
「おじゃましまーす、お、この部屋には犬がいるぞ」
息「はなちゃんだ!」
「こっちの部屋はなんだろうな、お、誰かいそうだな」
息「じじとばばかな?」
って感じで家の中をオバケが見て回って、
最後寝室に来るまでに寝なきゃねって感じにしようって思ってたんだ。

「よし一階は見終わったな、次は二階に移動するぞー」
いつの間にか息子は目を瞑って、完全にオバケ視点で話を聞いてたんだ。
そのまま寝るかなって思って話を続けてたけど、二階の子供の遊ぶ部屋に入った時息子が、
息「あれ?クローゼットの中に赤い服の子がいるねー」って言い出したんだ。
そこで、あれこれってもしかして家の中を想像して家族以外が見えたらってヤツじゃん?
って気付いて無理矢理話を終わらせて寝かしたんだけど、
無意識にまずいことしちゃったかなーって思ってたんだ。

最近息子がその部屋で誰かと喋ってんだよな。

8: ピンギニア帝国◆QsgTA6eclM 19/05/11(土)22:24:48 ID:rsj

>>4 家の中想像して知らない人がいたらのやつ
せっかく忘れかけてたのに思い出した ふざけんな!


if(navigator.userAgent.indexOf(‘iPhone’) > 0){
document.write(”);
} else if( navigator.userAgent.indexOf(‘Android’) > 0 ) {
document.write(”);
} else {
;
}

5: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:23:08 ID:J8g

『山の標識』

知り合いと一緒に、靭帯切った友人のリハビリを兼ねて低い山に三人で登った。
地図は用意してあったのだが、中級向けで且つ時間もトータルで4時間ぐらいなので
舐めてしまって、分かれ道の度に地図を見る手間を惜しみ、
分かれ道にある標識を頼りに歩くと、そのまま迷子になってしまった。
来た道を引き返せば問題ないので、地図をチェックしながら引き返した。

その際、地図を見ながらチェックしたのだが、
標識が何か所も向きがおかしくなっていたり、
木に巻き付けるテープがより危険な方向に移動していたりと、
明らかに『悪意』を持った人間がいる事が分かった。

入山届を入れるポストに、状況や経緯を書いたメモ書きを入れておいたが、
中級レベルでも簡単に人は死ぬんだよな。
2000年から今までに20人以上亡くなっている山なのに、
そういう事をするやつが未だに居るのが怖いわ。

51: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)23:08:25 ID:GOA

>>5
これほんまにあるんよな
標識のイタズラってマジであるみたい
6: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:23:33 ID:J8g

『ホームカメラの映像』

詳しくは覚えてないから何の事件か思い出せないけど、
母親と子供が遊んでるのを固定したホームカメラで撮ってて、
母親が席を外した時に、夏だってのに全身黒ずくめの長袖の、
ものスゴイ髪の長い女が笑いながら走って来て、
そのまま子供連れ去って行くっての誰か知らない?
その後戻って来た母親が子供探してるって映像。

7: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:24:20 ID:J8g

『文字起こし』

在宅ワークで動画編集をしているんだけど、その中に不可解なものが混ざっている事がある。
普段は会社のプレゼン、セミナー、解説教材、結婚式などの動画が多い。
その中に混じって、ひたすらお経を読む映像があったりする。
それもほんのりと怖いんだけど、私が見た中で一番怖かった映像の話をします。

その映像は何も映っていない真っ暗な画面からスタートします。
次第にゆっくりと時間をかけて女性のような人の顔が浮かんで来るんです。
おそらく目の錯覚を利用した映像なのでしょうけど、依頼内容が文字起こしだったので全部見ました。
見終わってクライアントに連絡。

「音声は一つも確認できなかったので、文字入れはしていません。
 申し訳ないのですが、それでも料金は頂きます」
そう伝えた所、クライアントはあっさりと了承。
料金は文字起こしの場合、1分あたりが50円。
400分の映像だったので2万円いただき、再度依頼されました。
『今度はしっかりと音を大きくして文字起こししてください』
そう言われてしまい、もう一度同じファイルの映像を見る事になりました。
この時、心の中ではタダで2万円感覚だったのですが認識を改めました。

今度は違う位置に男性の顔が現れ、
「あぁ…」「がぁ…」「しにたい」などの音声がありました。
夜中に作業していたのでとても怖かったのですが、きちんと文字入れして確認作業をした所…
そのコマでそんな言葉は発せられていなかったのです。
そして映像を見るとまたもや違う顔が…
これは目の錯覚なんだ!そう言い聞かせながらも新しく聞こえた声を上書き。

クライアントは
『丁寧なお仕事ありがとうございました。また縁があれば依頼したく思います』
と最高評価を私に付け、それから依頼は無いけど、個人的にすっごく怖かったお話でした。


if(navigator.userAgent.indexOf(‘iPhone’) > 0){
document.write(”);
} else if( navigator.userAgent.indexOf(‘Android’) > 0 ) {
document.write(”);
} else {
;
}

9: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:25:06 ID:J8g

『作曲家』

ある天才ピアノ作曲家がいた。彼は物心付いた時から人と会う事を極端に嫌い、
作曲の依頼も手紙で打ち合わせて楽譜を送りつけるといった徹底主義で、
クライアントも彼の顔すら知らなかった
「最後くらいは、自分のために作曲したい」と言い残した彼の遺作は、
腕が二本では絶対に弾けない曲だったという

16: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:29:47 ID:2Zs

>>9
しんじようとしんじまいとっぽあ
http://mv-mindhack2ch.up.seesaa.net/common/kijinaka.js
10: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:25:41 ID:J8g

『ある日突然』

統合失調症という診断を受けた、引きこもりの弟から聞いた話。

5年前、まだ全く正常だったころ、
街中を一人で歩いていると突然一人の女性に話しかけられたそうだ。
これがかなりの美人で、少し不審ではあるが悪い気はしない。
弟は下心もあってしばらくその女性との立ち話に付き合うことにしたらしい。
驚くことに話も非常によく合う(弟は当時結構なアニオタだった)
嬉しくていよいよ声のトーンが上がっていったのだが、
その時になって、ふいに自分が通行人から奇異な目で見られていることに気づいた。
あまりいい気分でもないので、場所を変えることを提案しようと女性に向き直ると、そこには誰もいない。
周りの人々は、携帯も持たずに一人で楽しそうに会話する弟に不審の目を向けていたのだ。

それ以降、弟は幻覚を見るようになった。

バイト先で「この荷物をどこそこへ運んでくれ」と言われたからその通りにしようとすると、
店の外から店長が入ってきて、「その荷物はそっちじゃない。
あっちの倉庫においてきてくれ」なんて言うから、それに従う。
そうすると後になって店長が、「何故指示通りの場所に持って行かなかったんだ!」と怒る。
「あなたがそういったんじゃないか」と反論しても「馬鹿なことを言う」と一蹴され、
その後も同じようなことが何度も続くので、とうとうバイトをクビになってしまった。

道を歩くと必ず誰かに話しかけられるようになった。
その中には見知った友人の顔もあったが、それも幻覚であるときのほうが多かったという。
道路を走る車の中にも幻覚の車が大量に混ざっているらしい。
信号が青に変わっても横断歩道の上を絶え間なく走りぬけていく車を、
平然とすり抜けて歩いていく歩行者を見て、弟は家に引きこもることを決意したそうだ。

「ストレスとか、うつとかそういうのがあったわけじゃないはずなんだ。
ある日突然、何の兆候もなく世界がおかしくなった。何を信じればいいのか、もうわからない。
この悪意のある幻覚が続く限り、俺はもう外に出られない」弟はそう言った。

この話を俺にするのはこれで6度目だという。
俺はこんな話を聞くのは初めてだったが。

11: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:27:25 ID:J8g

『滑落』

エベレストとか本格的な登山になると、道中にはたくさんの危険がある。
滑落、雪崩、クレバスとか色々あるが、
滑落では下まで落っこちても、マレに助かっちゃう人がいるそうな。
登山途中、時々だが、そういう人が助けを求めて手を振っているのが、
はるか下の方に見えることがあるらしい。
ところが、そこは険しい谷底だったり、ヘリはおろか人も降りていけないような所。

じゃあどうするか。遭難者がそこにいるのが見えている。必死に助けを求めている。
でも、どうしようもない。
見なかったことにするんだそうである。
必死に手を振っていても、大声で叫んでいても、
気づかなかったことにするんだそうである。助けられないから。

人が生きていて、その姿も見えるのに、見殺しにするしかない。
必死になって手を振っていようが、叫んでいようが、もうそれは『死人』なのだ。
って考えるとものすごくコワかったな。俺は。


if(navigator.userAgent.indexOf(‘iPhone’) > 0){
document.write(”);
} else if( navigator.userAgent.indexOf(‘Android’) > 0 ) {
document.write(”);
} else {
;
}

12: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:28:01 ID:tY7

いいね!こうゆう話好きやわ
14: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:28:21 ID:J8g

『スガタさーん』

友人の話。山小屋に仲間数人で泊まった時のこと。
夜中にトランプゲームで盛り上がっていると、いきなり誰かの声が呼ばわった。
「スガタさーん」

皆驚いて顔を見合わせた。声は玄関の外から聞こえてきたからだ。その場に、スガタという名字は二人いた。
「おい、呼ばれているぞ……っていうか誰が呼んでるんだよ?」
「どちらのスガタが呼ばれてんだ?」
時間はかなり遅く、誰かが真っ暗な山を登ってきたとは考え難い。
大体、何故声の主は小屋の中に入ってこようとしないのか。
皆が黙りこくる中、声はしつこく何度も呼び掛けてくる。
このままでは埒があかないと、友人は一人、玄関の方へ確認しに行く。
他の皆が息を殺しながら見つめている前で、ドアがゆっくりと開けられた。
外には何もいなかった。ライトで辺りを照らしてみたが、動く物の気配はない。
「何だったんだ、一体」友人はホッとしながら、そして同時に不気味に思いながら、ドアを閉めた。
気を取り直してゲームを再開したが、少し経ってから、また声が聞こえた。

「スガタさーん」
先程より、声が大きい。皆、一言も発せられず、玄関を睨み付けた。
今度は誰も、外を確認しようと立つ者はいない。
声は調子も変えず、延々とスガタの名前を呼び続けている。何度目の呼び掛けだっただろうか。

「スガタさーん……グエッ!!」
唐突に声は途切れ、それからは何も聞こえなくなった。
とても一人では確認する気になれず、皆で一緒にドアを開けることにした。
先程と同様、やはり外には何も見えなかったという。
しかしどうにも気味が悪く、交代で番をしながら、夜が明けるのを待った。
無事に朝を迎えて、やっと一息つくことが出来たという。
「夕べのアレは何だったんだろう?」などと話しながら出発の準備をしていると、
外に出た一人が大声を上げた。悲鳴のような声だった。

慌てて駆けつけると、玄関のすぐ前に、大きな猿の死体が転がっていた。
血の匂いがする。猿は完全に頭を叩き潰されており、俯せの状態で地面に倒れ込んでいた。
誰かの手によって、後ろから殴り殺されたかのように見えた。
誰もが困惑した。昨晩確認した際には、その場に猿の骸などなかったのだ。
いつこの猿は殺されたのか?猿とあの声とは関係があったのか?
いや、そもそもこの猿を殺したのは何者なのか?
いくら考えても答えは得られず、仕方なく猿を埋葬して下山することにした。
猿は小屋から離れた場所に埋めたらしい。

その際、友人は奇妙な事に気がついたという。
「猿の頭は完全に潰されてたんだけど、その付近にさ、黒い髪の毛みたいな毛が、何本も混じってたんだよ。
 ミンチになった肉と混じってわかりずらかったけど、体毛とはまったく違ってた。
 何て言うかさ、それを見て気持ち悪い想像しちゃって。
 ……あの猿、実は頭が人間だったんじゃないかって」

彼らは今でも山を続けているが、その山小屋は、二度と使っていないそうだ。

75: 名無しさん@おーぷん 19/05/12(日)00:22:37 ID:B73

>>14
呼んでる奴が怪異かと思いきやそいつ普通に殺されてるのが謎だな 一体何なのか
15: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:29:22 ID:J8g

『ダビングできる昔のビデオテープ』

友人が駅前のビデオ店から、ダビングのできる昔のビデオを借りてきた。
たしかゴッド・ファーザーの1だったと思う。
それをデジタル・ビデオ・カメラにダビング、それをハードディスクにとりこんで、
ビデオの編集ソフトで5分に1回くらいの割合で、首吊り死体の映像を1/24秒間くらい挿入した。

そして借りてきたビデオに上から再録画して、ビデオ店に返した。
そうしたら本当に去年の11月の今年の2月にかけて、友人の家の近辺で自殺が相次いだそうです。
私はロルフ・デーケンの『フロイト先生のウソ』を読んでいましたので、
サブリミナルはインチキだと思っていますが、
それ以来、レンタルで昔のビデオは借りなくなりました。


if(navigator.userAgent.indexOf(‘iPhone’) > 0){
document.write(”);
} else if( navigator.userAgent.indexOf(‘Android’) > 0 ) {
document.write(”);
} else {
;
}

23: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:35:50 ID:J8g

『昔自殺者が出たっていうマンション』

イトコの話。
うちの近くには地域ではわりと有名な心霊スポットがいくつかあって、
その中に昔自殺者が出たっていうマンション(アパート?)がある。
過疎化が進んでるもので、いまは誰も住んでなくて廃墟になってる(けどわりと綺麗)んだけど、
イトコが友達とそこに行ってきた。

その自殺者が出たっていう部屋は一階にあるらしいんだけど、どの部屋かは分からないまま行ったらしい。
中に入ると並んでるドアのほとんどが鍵が掛かっているのか、開かない。
一ヶ所だけ鍵が掛かってない部屋があって、一通り回った後ビクビクしながら
そのドアを開けた…が、特に何もない。何も起きない。
拍子抜けして帰路に着く。

マンションを出てすぐ、ヤンキー集団とすれ違う。
「あいつらも肝試しかー」なんて思ってると、帰り際マンションの方から高い女の声の悲鳴が聞こえた。
「あれ?さっきすれ違った中に女の子いたんだっけ?」と思いつつ、車に乗り込み近くのコンビニへ。
しばらくコンビニで談笑していると、さっきすれ違ったヤンキー達もコンビニにやって来た。
…あれ?女の子がいない。
「そっちに女の子いなかった?」と何気なく聞いてみると、「最初からいないっスよ?」との返事…。
あれ?と思いつつも、同じ場所に行った親近感からか何となくヤンキー達と話が盛り上がり、
さっきのマンションの話が始まった。
イトコ達は「あのマンション、一部屋だけ入れたよねぇ?」とヤンキー達に尋ねた。

『は?』
「だから、一部屋だけ開いてたでしょ?中に入らなかったの?」
『いや、入ったけど…』
顔を見合わせるヤンキー達。

『俺ら入ったときは、一部屋だけ開かなかったんスよ。あとは全部開いてた』
イトコ達はそれを聞いて鳥肌が立ったそうです。

25: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:36:46 ID:J8g

『夢遊病』

子供の頃少し夢遊病の気があった。
夜中に起き出して扉的なもの(扉だったり襖だったり洗濯機の蓋だったり)を
開けたり閉めたりを数回繰り返してまた布団に戻って寝るんだそうだ。
この時点ではそう怖くない(姉は怖かったらしいが)
半目で無表情だから寝ぼけてるですまされる範囲。
姉が今でも俺と一緒の部屋で寝たくないというのは、
何度かテレビの砂嵐をニヤニヤしながら観ていたのを目撃したから。
何が見えていたんだろうな

26: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:37:39 ID:J8g

『七不思議を調べて発表』

私が小学6年生の時のお話です。学校によって呼び方がちがうようですが、
『総合』という生徒がテーマ事に4~6人の班に別れて、テーマに沿った調べものをして、
それをまとめて発表するという学習がありました。
当時ぬ~べ~というアニメが流行っており、私たちの班はわが校の七不思議を調べ発表しました。

6年生の最後の発表会ということで、体育館に1年生から6年生まで全員を集めての大規模なもので、
ガチガチに緊張しながらも、私たちの班は発表を終えました。
他の班が発表を終えたときは、全校生徒からの大きな拍手が飛んでいたのに、
私たちの班がもらったのは、皆の不思議そうな顔とまばらな拍手でした。

テーマがやっぱり変だったかな?とか、他の班の発表をきいてるふりをしながらプチ反省会です。
発表会が終わった後に教室に戻り、感想を書いて、その流れで帰りのHRです。
私たちの担任はいわゆる子供に人気のおもしろい先生で、
この時間は今日あったおもしろい話等をしてくれるのですが、その話の主役が私たちの班でした。
「七不思議というおもしろいテーマをちゃんと発表できたのに、
 6つしか見つけられなかったって締めかたは怖い話っぽくてよかった。
 だけど、伝わらなくて皆ポカーンとしてたのが一番怖かった」
私たちの班員以外のクラスがドッとわきました。
訳がわかりませんでした。

話をまとめると、まず私たちの班は七不思議のうち6つしか見つけられませんでした。
そして、班員も丁度6人だったので、その6つを1人が1つ担当して発表し、
それだけしか見つけられなかったと発表を終えました。

ですが先生を含め、私たちの班員以外のクラスメイト、
おそらく全校生徒が7つの七不思議全てを聞いていたのです。
私たちは6つしか発表してないと主張しましたが、
また怖がらせようとしてと、最初は先生や皆も相手にしてくれませんでしたが、
私たちの必死さと、ある一つの質問によって教室の空気が変わりました。

質問は「二回発表したのは誰?」。
6人の班が7つ不思議を発表しているというのですから、
発表を見ていたなら何人かは答えられて当然です。誰も答えられませんでした。
かろうじて答えられたものも「○○だったような」というもので、
ザワザワが大きくなり、幽霊だとかハイになる男子や
泣き出す女子が出たりして、クラスは混沌としました。
結局その日は私たちの勘違いということで解散となりましたが、
当然のように七不思議の話は禁止になりました。
ですが、そんなことが噂にならないわけもなく、学校では空前の七不思議ブームがおこりました。

ちなみに、最後の七不思議は「地下室の鏡は地獄に通じている」というものだったそうです。
ですが、我々が卒業した今では、
「七不思議を調べると不思議な体験をする」という内容にとって変わられたそうです。
息子から母校の七不思議を聞かされて、すごく不思議な気持ちになったので書き込ませてもらいました。

28: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:39:18 ID:J8g

『夜中に街を歩き回るのが趣味だった』

高校生の頃、夜中に街を歩き回るのが趣味だった。
当時、俺の住んでいた所は郊外の住宅街だったし、
夜中の2時~3時ともなれば出歩いていても、警察やら何やらに声を掛けられるという事は全くなく、
煩わしい事を考える必要がないその時間が俺は好きだった。

ある日、いつも通り夜の散歩に出かけていると、
月に2~3回程度、近くを通る公園の滑り台の踊り場の上に、
グレーのスーツを着たサラリーマン風の男が立っているのを見かけた。
男はこちらから見て斜め後ろを向いており、表情は見えなかった。
一瞬驚いたが、以前別の公園で、飲みすぎたのかベンチで眠りこけているサラリーマンを見かけた事があった為、
その類だろうと思い、その時は特に気に留めずに散歩を続けた。30分程して、そろそろ帰ろうと思い立った。
家まで帰るには行きに通った公園の、反対の脇を通る必要がある。
少々眠気を感じながら再び公園の前まで着くと、先程のサラリーマンがまだ滑り台の上で立っていた。

行きで通りかかった時から40分は経過している。
流石に驚き足を止めてそのサラリーマンを見てしまった。
男は行きの時と同じように斜め後ろを向いて立っており、身じろぎ一つしなかった。
背中に冷たい物がじわりと流れ出した。
早く家に帰ろうと思い立ち、公園の脇を通り過ぎた辺りまで歩いた時、ある事に気が付いた。
俺は行きの時とは反対の道路から歩いて来た。
それなのに何故男が行きと同じように斜め後ろを向いて立っているんだ?
全身の毛穴が開いていくのを感じた。
もうここから走って去った方がいい、そう思っているのに俺は公園の方を振り向いてしまった。
男は滑り台の上で斜め後ろを向いて立っていた。先程と同じように。
俺はたまらず走ってその場から逃げた。また振り向く勇気は俺にはなかった。
振り向いてもし男がこちらを見ていたら、その時はその状況は絶対に考えたくなかった。

もしかしたら幽霊の類ではなかったのかもしれない。
酔っ払いの悪ふざけか何かだったのかもしれない。
ただ俺は夜中の散歩でそれ以降、その公園の近くを通ることは二度となかった。


if(navigator.userAgent.indexOf(‘iPhone’) > 0){
document.write(”);
} else if( navigator.userAgent.indexOf(‘Android’) > 0 ) {
document.write(”);
} else {
;
}

30: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:41:18 ID:J8g

『おばあちゃん何て言ってる?』

娘が赤ちゃんだった時、私の祖母が亡くなった。
通夜・葬儀を通して4ヶ月だった娘はぎゃんぎゃん泣いて
未だに実家の近所では「お葬式ですごく泣いてた子」と呼ばれてる。

幼稚園に上がった頃だったかに帰省したとき、
「おばあちゃんにご挨拶しようね」と、仏壇の前に座らせた。
ちっちゃな手を合わせて、神妙な様子の娘に
私も母も妹も、なんだか和んでニコニコしながら
「おばあちゃん、なんて言ってる? 大きくなったね、って?」って訊いたら

娘が一言、
「出て来られない、って言ってる」
空気が凍ったよ。

31: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:42:42 ID:J8g

『見えないように立つ』

霊とかじゃないんだけどいいかな。
つか現在進行形で怖いんだが。

最近在宅で仕事しはじめたんだけど、昼間の訪問とか勧誘って結構あるんだね。
荷物が宅配で来たりするんでインターホンpcにつないで
仕事しながら応対できるようにしてる。面倒な時は居留守w
そしたら何人かに一人インターホンに映んないとこに立つんだよ。
新聞とかなんかの勧誘や、居留守使ってる時にもなんだけど、
位置関係から言ってドア開けた時影になる側に立ってる。

レンズが魚眼だから結構広い範囲カバーしてるんだけど
映るのは立ち去る時に影が一瞬見えるだけ。
一回居留守使いながら覗き穴から覗いてみたら
ドアの蝶番側に人影っぽいもんが見えた。
たぶんほんとにはじっこに、いきなり開けたらぶち当たるくらい
ドアに密着して立ってるんだよね。

んで昨日、やっぱり新聞の勧誘でそういう立ち方する奴が来て、
そのあと同じ新聞社の別の勧誘が来たから直に出て
さっきも違う人が勧誘に来たよって言ってやったんだ。

「ここの担当俺だけですが」ってさwww
え、と思って一応じゃあおたくの名前語って訪問してる奴がいるよ、
インターホン映らないように立ってて、って話したら、
注意しときますー。つって帰った。

さっきもなんかケーブルTVみたいの来てさ、やっと気がついたんだけど
あいつ昨日の偽新聞と同じ奴だ。
てか、たぶんこれまでも見えないように立ってたの、全部同じ奴だ。

33: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:44:25 ID:J8g

『蝉の泣き声』

小学生の頃は虫が大好きで、
特に蝉の羽化を図鑑で見てからはその美しさや不思議さに心を奪われ、強い憧れを抱いていた。
親父も俺の興味に理解を示してくれて、夏休みのある日、
羽化を始めそうな幼虫を探しに夜の林へ連れて行ってくれた。
そこは祖父が持つ土地にあり、親父もよく知った場所らしかったが、初めて立ち入る真っ暗な林はかなりの恐ろしさだった。
蝉はなかなか見つからず、ビクビクしながらも一時間以上粘ってようやく、羽化しかけの幼虫を見つけることができた。
恐怖心は一気に吹き飛び、息を潜めて見守っていると、薄緑色の体がゆっくりと露わになってくる。
ところが、半分ほど出てきたあたりから、様子がおかしいことに気付きはじめた。
目は左右の位置がずれていて大きさも非対称だし、体もところどころ窪んだように潰れている。

翅のうち片方は広がっていく気配を見せないどころか、途中でポロリと取れてしまった。
この蝉は成虫になる前に死んでしまう。そう思い至ると、恐怖心が再び蘇ってきた。
それでも目を離せないでいると、歪んだ体のまま脱皮を終えた蝉が、苦しそうに身をよじらせ、ビクビクと痙攣しだした。
もう見ていられないと目を離そうとしたとき、ひときわ大きく震えたその蝉は、
呻くような低い声で「嫌だああああああああ」と叫んで、動かなくなった。
思わずしがみついた親父の顔もひきつっていて、小さく帰ろう…と呟いた。
子供心にもあり得ない、勘違いだと思ったが、この日から虫が大の苦手になってしまって、
親父も弟が虫をとってくるといい顔をしないようになった。

47: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)23:06:01 ID:tY7

>>33
これはきつい


if(navigator.userAgent.indexOf(‘iPhone’) > 0){
document.write(”);
} else if( navigator.userAgent.indexOf(‘Android’) > 0 ) {
document.write(”);
} else {
;
}

35: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:47:54 ID:J8g

『笑っていた』

厨房の頃、カブに乗った60代ぐらいのじっちゃんが、
横断歩道で信号待ちしてた俺と友達の目の前で、
たしか2t(ぐらいと思う)トラックと正面衝突した。
グロスレじゃないから細かな状態は省くが、時間にして1分間ぐらいの間、
そのじっちゃん、陸に上げた魚みたいに物凄い痙攣をしてた。

んで何が怖かったかと言うと、息絶えるまでの1分間、凄く大きな声で笑ってる訳。
しかも、甲高い奇声にも似た高笑い(馬鹿笑い?)。
俺と友達はもう顔面蒼白で、俺は膝やら顎やらがガチガチ震えてて、
救急車が来るまで会話も出来なくて、動く事もできなかった。

あの時のじっちゃんの痙攣の仕方、衝突の瞬間の音、キーキーギャーッハッハーて笑い声、
今までで1番怖かった出来事。何故笑ってたんだろうかと思う。

37: 名無しさん@おーぷん 19/05/11(土)22:50:24 ID:J8g

『お前だれ?』

その日は友達を待ってて、新宿の駅にいたのね。昼の1時くらいに。
で、しばらく待ってると、その友達から電話が掛かってきた。
『お前今どこにいんのよ?』とか、
『悪い、今川崎で電車に乗ったとこ!』とか、そんな感じで。

で、今川崎出たとこってことは、後3、40分後くらいかぁ。
どこで暇潰そうかな、と思いつつ、「まぁ早く来いよ」って言って電話切ろうとしたのね。
だけどその時、駅の改札にその友達の姿が見えたんだよ。
あぁ、からかってたわけね。そっちがその気なら、こっそり近づいて逆に驚かしてやれ。
って思って、電話で話しつつ近づいていったわけよ。

そこで気付いたんだけど、視線の先にいるそいつは、携帯を手に持ってないのよ。
でも、電話でおれはまだそいつと話している。
あれ?人違い?と思いながらそいつに近づくと、
そいつが俺に気付いて、「悪い、待たせたな」っとか言ってくんの。
おれはまだ電話で『そいつ』と話ししてんの。
どうなってんの?なんだこれ??と思って混乱しながらも言ったのよ。

「お前だれ?」
そこでブチッと切れた。着信番号も声も間違いなくそいつだったが、
そいつの携帯にはもちろんそんな履歴はない。

と、まぁこんな感じ。
そいつにそのこと話しても、何言ってんのこいつ、みたいな顔されたよ。
おれの携帯の着信履歴も、なんらかの手で仕込んだものだと思われてる。
不可解であり、正直すっげー怖かった出来事。

http://mv-mindhack2ch.up.seesaa.net/common/kijisita.js

元スレ:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1557580928/

Source: mindhack
不気味で短めの怖い話……