この時代に人と犬が、狭い集落の中で一緒に暮らしていたことを示す考古学的証拠は、少なくとも4か所の遺跡から見つかっている。見つかった証拠からは、人と犬とが共に働き、主に穀物と野菜の共通の食べ物を分け合っていたことが見て取れるという。
今回の研究について、スペイン・バルセロナ大学(University of Barcelona)の研究者シルビア・アルビズリ(Silvia Albizuri)氏は、AFPの取材に「この犬たちは新石器時代の地域社会に完全に溶け込んでいた」と話す。
アルビズリ氏らのチームが考古学誌「ジャーナル・オブ・アーキオロジカル・サイエンス・リポーツ(Journal of Archaeological Science: Reports)」に最近発表した論文によると、犬に与えられたこの「特別な地位」は死後も継続していたことが分かったいう。
20か所以上の円形墓地では、犬の一部もしくは全身の骨が、男性や女性、子どもらに寄り添うように丁寧に埋められていた。
だが、人とともに永遠の時を過ごすように選ばれた犬たちは、その特権と引き換えに極めて高い代償を払わなければならなかった。人が埋葬される際にその命を奪われていたのだ。
埋葬されている犬の年齢は1~6歳で、生後12~18か月と推定される個体は全体の約4分の1に上った。これについてアルビズリ氏は、「子犬や1歳(程度)の犬が選ばれていることは、いけにえにする意図を示唆している」と指摘した。若い犬が優先的に選ばれていることについては、見張りや家畜追いなどの務めを果たせるようにすでに訓練を受けた年長の犬を失いたくなかったという別の理由も考えられる。
また、埋葬された犬の骨には切断痕が見られなかった。これは、埋葬の前に肉を切り取って食べる行為が行われていなかったことを意味するという。
■ピレネー山脈の牧羊犬に似ている?
人と犬が隣り合わせで埋葬されている例は、イタリア北部やフランス南部などにある他の新石器時代中期の遺跡でも見られるが、バルセロナのすぐ北にあるボビラ・マドゥレイ(Bobila Madurell)遺跡は埋葬されている犬の数が他のどの遺跡よりも多かったと、論文は指摘している。今回、調査の対象となった犬26匹は、9匹を除いたすべてがここで発掘された。
人が犬を利用し始めた当初の目的は、狩猟や恐らく運搬のためだったと科学者らは推測する。
約1万年前に人類が定住して農業を行い始めた時、犬はよそ者や野生動物、特に犬の進化上の近縁種にあたるオオカミなどの侵入を防ぐ見張り役となった。また、ヒツジ、ヤギ、ウシなどの他の家畜化された動物の群れを追う方法も習得した。「犬は、新石器時代の人類集団の経済において重要な役割を担い、家畜の群れや定住地の見張りを任されていた」と研究チームは指摘している。
今回の論文で取り扱われている犬は体高50センチ程度、体重約15キロの中型犬で、「現在のピレネー山脈(Pyrenees)の牧羊犬」に似ているとアルビズリ氏は説明した。ピレネー山脈はフランスとスペインを隔てる山脈だ。
新石器時代の犬の扱いが別格だったことは、スペインの墓地遺跡で見つかった家畜の骨が無秩序に散乱していることからもうかがい知ることができるという。(c)AFP
動物愛護団体がアップ始めたな
分からんぞー。
逆の場合もあり得る。
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犬も人間と同じように丁寧に埋葬されているのが縄文遺跡から発見されている。
殷や周の時代の遺跡の墓地を発掘すると、埋葬遺体の腰の真下に深い孔を掘って、
そこに犬を副葬してあるんだとか。文字通り「腰坑」って言うらしい。
甲骨文字の中には、明らかにこの犬の副葬習慣を示したものもあるそうで、
古典の記述から犬が冥界の案内者と考えられていたことが示唆されていて、
死者が冥界で道に迷わないように犬のいけにえを捧げたらしい。
主には狩猟道具w
故に大切にされてたw
縄文犬の末裔はアイヌ犬と琉球犬w
現在の日本犬は弥生人が半島経由で持ち込んだ食用犬で朝鮮犬と同根w
原産地は蒙古高原w
縄文犬の原産地はスンダランド、現在のインドネシア近辺とされてるw
言い過ぎでプロパガンダ臭いな。
弥生時代の銅鐸にも猟の友として犬が活躍しているところを描いたものがあるし、
歴史時代に猟師の忠犬が活躍した伝説も数多くある。
その一方で、幕末に日本に来た西洋人が、日本人は食用に牛を殺すことには
強い嫌悪感を示すのに、江戸郊外の「ももんじ屋」には肉用に殺された犬が
普通にぶら下がっている、と仰天するような記録が残されているんだがな。
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生物学的に言えば、ヒトがイヌを支配しているんじゃなくて、相互作用による共生関係の樹立なんだよ。
これだけ共生関係が永いと、イヌの家畜化による進化だけではなくて、ヒトの方にもイヌとの共生者としての
共進化現象が起きているかもしれない。
イヌが近くにいるとオキシトシン分泌が促されて脳にいい影響があるってのも、それかもね。
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ただ、赤犬を外につなげておくと、朝鮮人が食べるために盗むから朝鮮人には気をつけろ
とは聞いていた。
それとも食用家畜とみなすのかなんてのは二者択一じゃなかったんだよ。
犬を生活の友とし、ジャーマンシェパードを生み出したドイツでも
前近代には犬を食っていたし、
馬を生活の友としていたテュルク・モンゴル系遊牧民でも、
乗用に使えなくなった馬は食用につぶしていた。
イングランド人みたいに犬、馬どころか花卉栽培している百合ですら
食うのは生理的に受け付けないみたいのは、前近代社会では異端。
縄文時代でも犬と日本人の共同生活は行われていた。
同じ生活を支えるために家族の一員として生活したのが犬。
狩の最中に熊との戦いで人間とその友の犬が死ねば、同じ墓に入れてあげたいというのは
共感できる。
たとえ、戦いに勝って狩猟が成功しても、傷を負った犬を見殺しにはしない、それが日本人。
明らかに傷を負って歩くことも不自由な犬の骨が発掘され、しばらく生きていたという、骨の
再生痕もあった。
同じ、家族としての犬との絆の歴史は汚せない。
元スレ:http://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1551500128/
Source: mindhack
【衝撃】約6000年前の遺跡から判明した人間と犬の絆がスゴすぎる・・・