すしネタなどで人気の、サケの卵、イクラも、10年で5割ほど価格が上昇。日本が頼ってきたサケの「ふ化放流事業」が行き詰まりを見せている。
こうしたなか、サケの繁殖に関する新たな事実が明らかになった。漁獲量回復の切り札となれるのか。
(中略)
■“常識外れ”の発見
なにか、漁獲を増やす手だてはないか?
国の研究機関がことし1月、最新の技術を使った調査結果をまとめた。調べたのは、放流された稚魚と、捕獲を逃れて自然に生まれ育った稚魚が川に戻ってくる割合の違いだ。
自然の稚魚は、体重が0.4から0.5グラムほどと、人工ふ化でエサを与えられて育てられた稚魚に比べて、体の大きさが半分ほどしかない。このため、たとえ海に下っても、十分に泳げなかったり、天敵に食べられてしまったりすると考えられてきた。しかし、調査は“常識外れ”の結果をもたらした。
自然に生まれ育った稚魚が川に戻る確率が0.22%から0.86%だったのに対して、放流したものは0.17%から1.29%。
ほぼ同じ割合で川に戻ってきていたことが分かった。
さらに、調査した5年のうち3年で、むしろ「自然のもの」が上回った。
水産研究・教育機構の森田健太郎主任研究員は「自然生まれの稚魚は見た目がすごく小さいので、本当にちゃんと帰ってくるのか疑問だったが、統計的には違いはないんだ、とわかって、『そうだったのか』と改めて実感した」と言う。
■新事実の背景に新技術
なぜ、今になって、こんな事実が明らかになったのか。
そのカギは、「耳石温度標識」と呼ばれる新技術だ。魚の頭には、「耳石」と呼ばれる小さな石のような組織があり、成長する過程で水温が変化すると、木の年輪のように印が刻まれる。
こうした特徴を利用し、ふ化の前後に水温を4度下げると、「耳石」に黒いリングができ、それを「バーコード」のような標識として用いる。
水産研究・教育機構では、北海道の千歳川で平成18年以降、放流される稚魚全てにこの標識を付けていて、自然生まれの稚魚との比較が可能になったのだ。
■ふ化放流に使われないサケの存在
ふ化放流事業は、サケを卵からかえす効果は大きく、自然のサケの4倍ほどの確率でふ化させることができる。
ただ、川で捕獲したサケのうち、ふ化放流事業に使われるのは、実は、およそ半数程度。漁獲が多かった15年ほど前には、およそ4分の3が使われなかったこともある。
ふ化場の水槽など施設にかぎりがあることや、人手不足などが原因だ。こうした、使われないサケを捕獲せずに、自然に任せれば、戻ってくるサケが増加し、漁獲も増えると、専門家は提言する。
森田主任研究員は「放流する数は増やすことができないとしても、稚魚が海に出る数が、最大で5割ほど増やせる可能性があるので、その分、帰ってくるサケの資源量も増えるのではないか」としている。
■北海道では新たな取り組み
サケの漁獲が盛んな北海道では、こうした自然産卵を促す試験的な取り組みが始まっている。
日高地方で、複数のふ化場を運営する日高管内さけ・ます増殖事業協会を訪ねた。
川面が凍るほどの厳しい寒さの中、清水勝専務理事に案内して頂いたのは、日高町を流れる沙流川の中流だ。
川をふさいでサケを捕獲する装置「ウライ」があったが、撤去して、サケが自由に上ってこられるようにしたという。川の中には、わずかに残った鉄骨が立ち、近くのふ化場には、撤去した装置が置かれていた。
ふ化場があるのに、捕獲装置を撤去して大丈夫なのだろうか。清水さんは、すぐ横の支流を指さした。
その支流は、ふ化場につながっていて、サケたちは、自ら支流を上って、ふ化場に入っていくという。
サケの「母川回帰能力」は支流まで見分ける力があり、その分で、人工授精に必要なサケはまかなえるのだという。
続きはソースで
NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190225/k10011825001000.html
本来自然の営みなんだから
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} else {
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日本みたいに遡上するすべてのサケを捕獲してしまって、究極的には個体群全体を
人工ふ化によるものに置き換えてしまおうという政策はなんかおかしいんじゃないかと。
人工ふ化もある程度は意味があるけど、アメリカみたいに自然産卵する環境を保全して
そちらでの資源再生産も充実させる側面を併用する方が本当はいいんじゃないかと。
そう昔から一部の研究者からは言われていたんだが、ようやく実証が追い付いた感がある。
母川の成分を嗅ぎ分けて帰還するわけですよね。
そりゃ産まれた時から味知ってる方が判りはいいだろうよと後付けでは思いますわ。
けだし、鮭児を欲しがる勢力には不都合でしょうか。
寿命が長くて成熟してから何年も繰り返し繁殖参加して
高齢の大型個体の繁殖貢献度が極端に高い魚と、
一生に一回だけ繁殖して死んでいく魚の違いだね。
マグロなんかまだ3年くらいで繁殖参加するからいいほうで、
タラとかハタ類、チョウザメなんかだと、高齢の大型個体を漁獲することの
個体群再生産へのダメージはもっと大きくなるからね。
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いるからだと聞いたが。 その匂いの大元は、たぶん
川の上流にあるんじゃね? だから、上流でふ化して
そこから流れ下る過程で、川の匂いを十分に覚えるし
弱いのはまずそこでふるいにかけられるとか..そんなことかもね。
秋に戻ってくるときにこの塩化カルシウムの成分は川に溶け込んでいない。
つまり8月末くらいから川に融雪剤を散布すればサケは戻ってくる。
塩化カルシウムのせいで
鮭が減ってるって可能性はあるな
高速道路周辺に撒いてるのは全部そのまま川に流れ込んでるからなぁ
中国、ロシアが 川に戻る前に 網で一網打尽しているからじゃないの
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今まで困ったことがないほど恵まれていたのか?
獲る数を減らすという発想は無かったんだ
何十年もwww
まるでお役所仕事だな
そういえばお役所仕事だったわw
リンのような栄養塩の運搬者という重要な役割があるのが、
北米の研究なんかでわかっていて、
日本のサケマス人工ふ化事業でほとんど全個体採集してしまって自然産卵させないってのは、
そういう栄養塩運搬経路を遮断しているんじゃという批判がだいぶ前からあったな。
>>23 下水処理批判にもなりますね。
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アユは孵化するとすぐに海に下り、幼魚になった段階で河川に遡上して中流域で藻類を食って大きく育つんで、
栄養塩の運搬者としては失格。
サケマスの場合は海で動物プランクトンや小魚を食って大きく育ったやつが河川上流に登ってきて産卵して死ぬ。
この死体をカモメやキツネが引き上げて食うと、その尿が森林にばらまかれる。
私自身は、それに加えて岸に打ち上げられた死体で繁殖したハエが森林に散ってクモなどに食べられて落とすリン・窒素の量が
かなり大きいんじゃないかと疑っている。
実際、北海道のサケが自然産卵する河川では、サケの遡上寸前ぐらいからミヤマクロバエが川沿いにたくさん集まってきてるんだよ。
鳥が初めて見たのを親と思うのと同じ
人工孵化だったら、研究所がふるさとだと勘違いする
所詮は温室育ちかw
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}
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元スレ:http://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1551246856/
Source: mindhack
【衝撃】サケ 繁殖に驚愕の新事実判明!!漁獲激減の食い止めなるか・・